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【10日間瞑想】瞑想、出発編

どうも、
ヒッチハイカーこと櫻井です。

表題の通り、

ヴィパッサナー瞑想に参加してきました。

ヴィパッサナー瞑想とは…
10日間山に篭り瞑想をするプログラム。
ど田舎の山奥で開催されていて、
非営利目的で投げ銭方式で続いている。

毎日計10時間瞑想をし、
その間は会話等、
一切のコミュニケーション禁止
というエッジの効いた体験ができる。

きっかけとなったのは同期の木下健(早稲田卒イケメン)。彼が以前、瞑想で価値観が変わったと言っていたので、行って来ました。

木下健。自称イケメン。

プログラム中は紙を使うことも禁止だったので、終わってすぐに書き起こした日記を紹介します。

※注意 これより先、基本的に瞑想しています。「代わり映えがしない!!」などの意見は一切お受けしておりません。


瞑想前日の夜、会場に着いた。
会場にはすでに参加者が集まっていた。

どうやら自分たちが最後だったようで、着いた直後にオリエンテーションが始まった。

「ただいまより

聖なる沈黙を開始致します。

今から9日間、一切のコミュニケーションを禁止します。

いきなりコミュニケーションが禁止された。

会話はもちろん、目を合わせるのも禁止です。

物心つく前から、ずーっとしていたコミュニケーション。それを当たり前のように禁じられ、少し動揺してしまった。

ジェスチャーはおろか、目を合わせることもアウト。
どういうこっちゃ。

プログラム前夜。
文字通り、黙って寝た。


1日目

カーーーン…..カーーーーン

4:00 外から鐘の音が聞こえ起床。

なんとか起きたが何をすればいいのかわからない。

とりあえず寝床に座り、目を閉じた。

…だが、瞑想の仕方すらわからない。。

とにかく無になるよう努めた。気がつくと眠っていた。起きたのはもう一度鐘が鳴ったときだった。

6:30 朝食。

「カーーーン…..カーーーーン」

どうやら、鐘の音で行動が管理されているようだ。

お腹が空いていたのですぐさま食堂へ。

そこには精進料理が並んでいた。

玄米に塩と豆。…物足りない。

みそがおいしかった。

朝食を終えると全員、ホールに集められて瞑想が始まった。

アーナパーナ・サティ瞑想。

鼻への空気の出入りのみに集中する瞑想方法。これから三日間はこのアーナパーナ・サティに励むようだ。

これが予想以上に難しい。

すぐ雑念に苛まれ、気がつくと今までの旅や幼い頃を思い出していた。

午前の瞑想を終え、昼食。朝ごはんと同じようなものを食べる。

食べ終えると入浴。この時間が幸せすぎた。

休憩の時間であれば自由にお風呂に入っていいルールだったのが、ありがたかった。

午後も瞑想。
足や股関節、お尻に痛みが走る。

痛み

大量の時間を消費しているように思えてしまって、

「自分は何をしているんだろう」と憂うばかり。

頭の中は

「帰ったら何をしようか」

「昔あんなことあったな」

の繰り返し。

堂々巡りを巡らせていたら、思ったより早く夕食の時刻。

やっと休息が取れる。

 

…と思ったら、
夕食はバナナ半切れ、オレンジ1/4、りんご1/4のみ。

バナナ半切れ、オレンジ1/4、りんご1/4

夕食後は講話の時間。
ヴィパッサナーの開祖「ゴエンカ氏」の講話テープが再生される。


ここで瞑想の期限や方法を学んだ。

講話の時間もきつかった。体中痛いのにまだ座らせるのか
痛みに耐えることや避けることにのみ集中してしまい全く話が頭に入ってこなかった。

講話を終え外に出ると、空一面に綺麗な星空が広がっていた。

さすが長野県阿智村。こればかりは癒された。

 

2日目

1日の流れは昨日と全く同じだ。
この日の朝の目覚めはよく、スッキリと4時に起床。

淡々と瞑想に打ち込んだ。
飽きたら外に出て鳥のさえずりや川の音を聴く。

鳥のさえずり

俗世間から解放され何にも気を使わなくていい。

誰も話しかけてこない。

自分のテリトリーには自分しかいない。すごく心地が良い。

瞑想にだんだん集中できるようになってきた。

午前の瞑想を終え午後一番の瞑想。この時間はあえて、瞑想せずに寝ながら今までのヒッチハイク旅で通った道や出会った人の顔を片っ端から思い出す時間にした。

こんなに多くの人にお世話になり、恩をもらったのかと再認識。知らぬ間に涙が流れていた。

3日目

この日はなかなか起きることができなかった。身体中痛い。
5時半頃に起き、瞑想開始。

自分にルールを課してみた。

鐘がなるまでの1時間は何があっても動かない。

自分で決めたルール。
絶対に守る。

これが地獄の始まりだった。

・・・30分ほど瞑想した頃だろうか。うなじに6本足の何かが留まった。

結構大きいように感じた。

…蛾だ。

鳥肌が止まらなかった。

集中力は切れ、虫がいる事と肩が震えている事以外わからなかった。
動いて虫を払えばいいものの、動いたら負けな気がして動けなかった。

ルールを決めた直後に破るのは自分が許せなかった。

嬉しいことに、
5分ほどしたら虫の気配がなくなった。

よかった。瞑想に集中できる。

そう思った直後、いなくなったはずの虫が首を歩き始めた。てっきり飛んで行ったと思っていたが、じっとしていて気配を消していただけだった。

うなじから歩き始めた蛾は喉仏にやってきて、静止した。

すこぶる気持ちが悪い。
自分はとくに虫が嫌いだから、なおさらに気持ちが悪かった。

だが、少し耐えるともう慣れてしまった。二日間も瞑想をしていると、許容が増えるのか。

「こいつも生物だ、しゃあない。」

と、蛾を許している自分がいた。

瞑想に来てよかったと初めて思った。

午前中は問題なく終え、午後3時あたりで事件が起きる。

「本時刻をもちましてヴィパッサナー瞑想を開始致します。

「え…?」

「これからの瞑想は動くことを一切禁止します。

「えっ…!?」

———————つづく

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2 comments on “【10日間瞑想】瞑想、出発編

  1. 雑賀誇太郎

    人生初めての体験をされていて僕自身体験したことがないので読んでいてとてもワクワクしました。
    後編が気になります

    • sakurai-takuya

      読んでくださりありがとうございます。
      自分自身とこんなにもじっくりと向き合う時間はなかなかないため新鮮でした。
      機会がありましたら決して軽い気持ちでなく、強い芯を持って参加してみてください。

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